今日で5月は終わり。
あっという間の2ヶ月でした。もう2ヶ月たつと8月になっているのでしょうか。

今日は昼に、4月の終わりに就任された上田市の新教育長 峯村秀則先生にご挨拶に行きました。先生も上田高校の卒業生で、71期生だそうです。とても穏やかなお話ぶりの方で、清明小の校長先生だったとおっしゃっていました。

高校生のころお家は「お蚕さま」を飼っていて、その手伝いにとても忙しかったそうです。上田が蚕都と呼ばれていたことを思い出しました。私は長野市の出身ですが、幼い頃、やはり近所で蚕を飼っていました。



明日、定時制は第1回進路ガイダンスです。大学、短大、専門学校、就職と系統分野別に分科会を開いて担当講師の方にお話をうかがいます。そのあと、「将来のビジョンづくり」というガイダンスを聞きます。その場でグループワークもあるそうです。時間は18:00から20:30。しっかりした内容ですね。

明日は全日制は総体県大会集中日で振替休業、私は県庁に出張します。



写真はハコネウツギ。保健室の前に咲いているのを今日気がついた。
かわいらしい白い花が次第に赤くなるそうです。







校長室の窓の外にヤマボウシが咲きました。
桜のような華やかさはありませんが
雨の中でいっそうその白さが静かな感じがします。



今日2限目に轟・三輪両教育次長さんがお見えになり、上田高校の授業をご覧になりました。1年生の地学基礎と国語総合をみていただきました。

地学では、教材提示装置やパワーポイントを使って要領よく説明しながら、肝心なところは次々と生徒に話し合わせて確認していきます。まず一人で考え、グループで話しあい、講座で共有する、そんな流れが自然に実現している。先生の授業スタイルに対する生徒たちの信頼のようなものを感じました。





国語ではエッセイを読んで100字の要約をつくっていました。それぞれが一人で書いた要約を持ち寄り、要約に含めるべき要素とその表現方法をグループで考え、一つの要約を作ります。その後、電子黒板を使って発表。先生が「これは70点」などと言いながらどんどん添削していく。話しあいながら何度も同じ教材の読みを深める、まさに生徒同士の、また教材との「対話的な」授業でした。


授業参観の後、校長室で教育次長さんお二人と、どのように本校の授業改善が進んできたのかや、ICTの利用状況などをお話ししました。これまでの高校の授業とは全く違う、新しい学びが実現しつつあることを、お二人ともお感じになられたのではないかと思います。







今日の午後、上田市役所に今年の3月の市長選で当選した、土屋陽一新市長を訪ねました。




土屋市長は上田高校の卒業生。土曜日にあった同窓会にもご挨拶に見えました。高校時代はハンドボール班に入っていたそうです。このときとばかり、いろいろとお願いしてしまいました。


上田市教育委員会の文化財の担当の方が、信州大学の先生をともなって、古城の門の様子を診断にきました。上田高校のシンボルとして愛される古城の門は1790年に再建されたもので、40年ほど前に一度修理されています。そろそろ傷みがひどくなってきたのではないかとのことで心配されましたが、結果はあらためてくわしく聞きたいと思います。




1790年はフランス革命のまっただ中、アメリカでは初代大統領ジョージ・ワシントンが初の一般教書演説を行っている。

今日の午後は県庁で開催された全国高等学校総合文化祭第3回長野県実行委員会に出席しました。


生徒実行委員会やそれぞれの専門部の部会長、事務局長だけでなく、阿部知事や全国高校文化連盟、文化庁からも出席がありとても大きな会でした。


いよいよ大イベントが間近に迫った感じがしました。



小諸養護学校のみなさんが、特別支援学校部門のイメージソング、「みんなへ~助け合える仲間たち~」をステージで披露してくれました。暖かい思いやりのある歌詞で、みなさんが一生懸命歌う姿に本当に感動しました。

この歌は、2018信州総文祭のイメージソングの歌詞公募の際に、9人で共同して作詞して応募したところ、審査員特別賞を受賞したのだそうです。その歌詞に、小諸養護学校の先生が曲をつけ、同部門のイメージソングになったそうです。


飯田女子高校からネットの中継で、黒田人形浄瑠璃「傾城阿波の鳴門巡礼歌の段」を上演してくれました。恐ろしい悲劇の、運命の一瞬をいきいきと人形を操って表現していました。もう少し見たかった。

会場の前でシードペーパー作りの実演をしていました。長野西高校の佐藤くんが私に、シードペーパーの作り方を英語で説明してくれました。突然のリクエストだったのに、とても上手でした。すごい。




信州総文祭にかかわるみなさん、本当にありがとうございます。皆さんのご労苦は必ず報われると思います。私もできる限り協力したいと思います。














今日26日(土)は、全日制の公開授業、PTA総会、同窓会総会という一日でした。

今日の公開授業は来校者が特に多いと感じました。教務でも同じように感じていて、受付に名前を書かなかった人も含めてざっと数えたところ、中学生とその保護者を中心に少なくとも150名が授業を参観したと言っていました。

午後は、PTA総会、学年PTA、学級PTA(2年をのぞく)と続きます。私は総会にだけ出席し、その後は同窓会の総会・懇親会に参加しました。学校の取組をご理解いただくには格好の機会です。



授業が終わってから総会がはじまるまでの時間、全国総文祭・シードペーパーキャラバンがきてくれて、シードペーパーづくりをしました。なび助もきた。会場の生徒昇降口には多くの生徒が集まりました。




全国総合文化祭への関心が高まり、多くのみなさんが足を運ぶよう、応援します。

昨日25日(金)は午後、長野市で長野県高等学校文化連盟第1回理事・評議員会があり出席しました。

あと2ヶ月余りにせまった全国高等学校総合文化祭長野大会のことや、県の総合文化祭の開催について審議しました。

25年くらい前、長野県高文連立ち上げのころ、ようやく結成したオーケストラ専門部の事務局長をしていました。昨日の会議のあと食事をしながら、その頃一緒に高文連の仕事をしたみなさんと懐かしい話をずいぶんしました。

私は高校生のオーケストラと一緒に、10回ほど全国総合文化祭に参加した経験があります。

毎回感動した。どれもすばらしかった。

いつかは長野県でも全国総文祭をやるのかなと思っていましたが、それがついに今年の夏に巡ってきました。


昨日の会議では、高文連会長の長野西高校の校長先生が冒頭、ご挨拶されました。
その中で
「生徒実行委員会委員長が、私にとって総文祭はかけがえのない通過点だと言っていました。」とおっしゃった。


全国総文祭を運営したり、実際に参加したりして全国の高校生と出会う経験が、長野県の高校生諸君をどう成長させるか、

刮目せよ、ひとびと。








23日(水)24日(木)は大宮ソニックシティホールにて、全国高等学校長協会第71回総会・研究協議会に出席しました。新米校長なので出席したのは初めてですが、全国から2,500人余りの高校の校長先生が集まり、会場は大変な熱気で、びっくりしました。


総会のあと、二日間にわたって4本の研究発表と、何本かの行政説明がありました。

研究発表はどれも興味深かったですが、北海道の先生のカリキュラム・マネジメントの発表が、基本的なことを丁寧に取り組んでいらして、参考にしたいなと思いました。

また、行政説明では、各大学の2021年度入試の概要がこの7月くらいに明らかになることから、英語資格・検定試験の受験予定を秋ごろ調査したいというお話があり、いよいよだなという気がしました。



2日目はちょうど12時に終了したので、昼を食べる前に氷川神社に行ってみました。冒頭の写真は、大宮市内に南北2キロにわたってどこまでもまっすぐ伸びる、清々しい参道のトンネルです。



大宮で乗り換えたことは何度もあるのですが、駅から外に出たのははじめてでした。

町の名前のとおり大きなお宮でしたが、人影はまばらで、赤ちゃんのお宮参りの一行がいました。

とても幸せそうだった。






今日の2限目、GSⅡ(2年生の課題研究)の授業に参加しました。その時間、教室には私を含めて様々な教科の先生が7人いました。これらの先生方はGSⅡを参観にきたのではなく、生徒とディスカッションするために参加したのです。

その理由は:





本校では1・2年生全員がそれぞれのテーマで課題研究に取り組み、着実に生徒のいわゆる「真の学力」を育んできました。しかし、これまでの取組みの中でどうにかならないかと見えてきたことが2つありました。



1つ目は、GS担当者だけでなく、いろいろな人がアドバイスをすれば生徒の課題研究はさらに深まるということです。互いに発表しあい批評しあうことも有効ですが、高校生同士では限界もあります。大学などでプレゼンした生徒が教授等から有益なアドバイスを得ると、ぐっと探究が深まります。

2つ目は評価です。生徒の課題研究の質や主体的に学びに向かう態度、表現力などを評価するにはそれなりの方法が必要です。

この2つは、全員が別々のテーマを設定しているがゆえに解決が難しいのです。


そこで:






先週の職員会議で、GSⅡの担当者が、課題研究の中間報告を授業の中で行うから、参加可能な先生方は生徒の報告を聞いて助言や感想を述べてほしいとお願いしました。

すると、先週、あるクラスのGSⅡには17人もの先生方が訪れて、生徒一人ひとりにアドバイスをしてくれました。

さらに、今日私も参加してみると、教室の入り口に生徒の座席と研究テーマ一覧が用意され、評価のためのルーブリック(評価のための基準をまとめたもの)まで用意されていました。


SGH係の先生方の取組みが目に見えて進化するのもすばらしいけれど、
呼びかけに答えてくださる先生方にも本当に感謝です。








今日は朝から校長室にはいろいろな人が見えた一日でした。
重なる日には、いろいろ重なるものだなと思います。





新潟県からわざわざ視察に訪れた方々とお話ししたり、全国大会への出場を決めたアーチェリーの諸君が校長室にきたりしました。

また、文化祭でこんな企画をやりたいがと相談にきたり、放送班がコンテストに使う原稿を書いたから読んでくれといって放課後にきました。

上田高校の学校史を貸してくださいと持って行った女子生徒がいた。校長室の掃除にきた生徒に、窓を拭いてもらった。

生徒がきてくれる時は、たいていうれしい話です。


先生方もきました。扇風機もきた。






夕方遅い時間に、親しくご一緒にお仕事をさせていただいた方がわざわざ校長室においでになり、上田を離れることになったと知らせてくださった。
ますます、ますますご活躍くださいと申し上げた。
別れがたい気持ちがしました。






本日午前中は校長会の「生徒の主体性を育む専門委員会」が長野市であり、出席しました。高校生の主体性を育てるにはどんな手立てが有効なのでしょうか。



今日の午後、学校に長野県立大、ソーシャル・イノベーション創出センターから大室センター長がお見えになりました。9月に本校生が取り組むフィールドワークの打ち合わせのためにいらっしゃったのです。

校長室での会話:

大室氏「馬車から機関車や自動車が発想できるような、そんな思考のジャンプ力が、日本の若者は貧弱なのです。」

「そういう思考のジャンプ力っていうのは、意図して若者に育むことはできるんでしょうか?」

大室氏「あたりまえです。校長先生。そのために我々はいるんです。」

「どうやるのですか?」

大室氏「確証バイアスに囚われないよう、デザイン・シンキングとアート・シンキングをトレーニングするのです。」

頼もしいこと、この上ない。



明日は本校を会場に、定時制通信制の東信体育大会があります。


< 2018年05>
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
カテゴリ
最近の記事
二中 (3/28)
トム (3/26)
周年 (3/25)
転退職 (3/22)
初任研 (3/20)
報告会 (3/19)
発表 (3/18)
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 7人
プロフィール
長野県長野高等学校長
長野県長野高等学校長